名騎手で鳴らしたムルタ師、アガ・カーン殿下が新たな預託先に指名
2020年10月21日 13:55
かつて名騎手として鳴らし、現在は調教師に転身したJ.ムルタ師が、2021年からアガ・カーン殿下の所有馬を管理することになった。
ムルタ師は騎手時代にアガ・カーン殿下の勝負服を身にまとい、J.オックス調教師のシンダーで2000年の英・愛ダービーや凱旋門賞を制したほか、ティマリダやアラムシャー、カラニシなどで数々の大レースを勝った。また、調教師に転身後はシャンペルゼリーゼを擁して今年のメイトロンステークスでG1初制覇を飾っている。
ムルタ師は「アガ・カーン殿下や彼のチームとパートナーシップを結べることになり光栄だよ」「世界を股に掛けて大成功しているオーナーブリーダーだし、厩舎に彼が選んだ1歳馬を迎えるのが楽しみだ。我々の関係を拡大するためにもたくさん勝ちたい」と抱負を口にしている。
『agakhanstuds.com』は愛アガ・カーンスタッドのP.ダウンズマネージャーのコメントを掲載。「我々はここ数年、ジョニー(ムルタ師)のキャリアの進展を見守ってきたが、2020年は疑いなく大きな成功を収めた」と評価し、数週間以内に1歳馬を送り込むとしている。
この決定によりムルタ師はD.ウェルド調教師、M.ハルフォード調教師とともに、アイルランドにおけるアガ・カーン殿下の預託先となる。