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女性騎手カーが好判断、豪G2ジッピングクラシックでサウンドを勝利に導く

2020年11月15日 14:25

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 豪G2ジッピングクラシック(2歳以上、芝2400m)が現地14日にラドブロークスパーク競馬場で行われ、中団後ろ寄りにつけていた2番人気のサウンドが中間点で一気に2番手まで進出すると、上がり勝負に持ち込み1.25馬身差で快勝した。

 序盤の2番手から3番手で直線に向いたブリムハムロックスが、4番人気を分け合ったフューチャースコアの追撃を0.2馬身抑えて2着争いを制し、中間点まで勝ち馬と並走していた1番人気のアヴィリオスは差し脚及ばず5着に敗れた。

 ランド産駒の8歳牡馬サウンドはドイツでP.シールゲン調教師に管理されていた2018年5月のG2オレアンダーレネン以来となる2度目の重賞制覇。その秋に豪州へ移籍するもメルボルンカップでは2年連続の2桁着順に大敗し、今年は優先出走権を狙った前走のホッサムハンデキャップとザバートカミングスで2着に惜敗するなど、10月だけで3戦しながらゲートにたどり着けなかった。

 豪競馬メディア『racing.com』によると、同馬を勝利に導いたJ.カー騎手は「向正面での流れが私たちには凄く遅かった。彼は(掛かって口を)切りそうだったから、前へ行くしかなかった」と勝負を分けた場面を振り返り、「前走は関係者のためにメルボルンCの権利を本当に取りたかったけど、少しで逃してしまったから今日の彼は勝利に値するわ」とコメントしている。