チリでG1レース3勝のパンフィールド、香港ダービー目指して移籍初戦
2020年11月18日 13:45
南米のチリでG1レースを3勝して香港へ移籍した強豪馬が、ハッピーバレー競馬場の条件戦で初陣を迎える。香港メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)が現地17日付けで報じた。
チリで活躍したパンフィールドは、2歳終盤の昨年6月にデビュー勝ちすると次戦はG1で2着に好走。明け3歳は8月の初戦からG1レースを3連勝して香港へ移籍することになり、18日にハッピーバレー競馬場で行われるクラス2のハンデ戦(1650m)に出走予定。直近3回のバリアートライアルでいずれも1着と仕上がりの良さを見せている。
パンフィールドを管理するA.ミラード調教師は「彼は2000mや2400mの長い距離の馬だ」と印象を語り、「トライアルはずっと問題なかったけど、アメリカ経由でやってきて長いこと休んでいた」「オーナーはダービーのために彼を買った。1600m、1800m、2000mと走らせて実績を積めればいいね」と今後の展望を明かしている。
今回のパンフィールドは昨年11月1日以来の復帰戦になるが、同じようにチリでG1レースを3勝して香港に移籍したホンコングレートは、クラス3で4戦するも最高4着と苦戦している。ただし、パンフィールドの5戦と比較して、ホンコングレートは香港に移籍する前に11戦していた。
「南アフリカで調教師をしていた時でさえ、チリの馬を手にすると思わなかった」というミラード師。チリからの移籍馬を扱うのは初めてのことになるが、現地でルックペンという名前で活躍していたパンフィールドの今後を楽しみにしている。