現地22日、香港シャティン競馬場にてG2ジョッキークラブマイル（芝1600m）が行われ、香港三冠馬のゴールデンシックスティが快勝した。

　最内からスタートしたゴールデンシックスティーは中団から後方に下げて前を追走。直線で外に進路を取ると残り200メートル過ぎで先頭に立ち、あっという間にセーフティーリードを作って最後はC.ホー騎手が手綱を緩める余裕の勝利を収めた。

　1馬身半差の2着は逃げ粘ったカーインスター。さらに1/4馬身差でサザンレジェンドが続いた。

　ゴールデンシックスティはこれで香港三冠達成後に重賞3連勝。香港ジョッキークラブの公式サイトによると、ホー騎手は「F1カーに乗ったことはないが、きっとこんな感じなんだろう。彼は人生で一度きりの名馬。こんな馬に巡り合うのは多くのジョッキーが描く夢だよ」と相棒をたたえている。

　K.ルイ調教師は「現時点でゴールデンシックスティは王者に見えるが、海外馬が参戦してどうなるか」と、12月のG1香港マイルを見据えていた。