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米G2タンパベイダービー、ダート初挑戦のヘリウムがデビュー3連勝

2021年03月07日 14:19

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 米G2タンパベイダービー(3歳、ダート8.5ハロン)が現地6日にタンパベイダウンズ競馬場で12頭により争われ、5番人気のヘリウムが序盤の後方から向正面で中団に上がると、第3コーナーからさらに息の長い末脚を繰り出して押し切った。

 後方から勝ち馬に追随した2番人気のヒドゥンスタッシュが、直線で一度は馬体を並べるも最後に突き放されて3/4馬身差の2着、さらに3馬身3/4差で11番人気のムーンライトストライクが好位から3着に粘り込み、中団追走の1番人気キャンディーマンロケットは勝ち馬の仕掛けに対応できず11着に大敗した。

 ヘリウムはM.キャシー調教師が管理するアイロニカス(その父ディストーテッドヒューマー)産駒。昨年の9月27日からウッドバイン競馬場のオールウェザー7ハロンでデビュー戦とリステッドを連勝し、今回は4か月半ぶりの3歳初戦でダート、重賞とも初挑戦だった。

 タンパベイダービーはケンタッキーダービーの指定ポイントレースで、過去10年の勝ち馬からダービー馬こそ誕生していないものの、2017年のタップリットはベルモントステークスを制覇した。また、2018年のクイップはドバイに移籍し、サウジカップから現地入りしている2019年の優勝馬タシトゥスとともに、今月末のドバイワールドカップに出走する可能性がある。