快速王バターシュが軽度の骨折、キングズスタンドS連覇に黄信号
2021年04月04日 09:40
昨年のロイヤルアスコット開催でキングズスタンドステークスを制すなど、スプリントG1を4勝しているバターシュが今冬の休養中に骨折。6月のキングズスタンドSに間に合うか微妙な状況になっていることが明らかになった。
バターシュは休養中に軽度の骨折を負って1か月ほど安静を余儀なくされたが、この5週でキャンターをできるまでに回復。さらに2、3週ほどキャンターで乗り込み、順調なら調教を再開できる見通しにある。
バターシュを所有するシャドウェルのレーシングマネージャーは「馬の健康が第一」と断りつつ、「彼は通常より1か月遅れて調教に入ることになるが、亡きハムダン殿下は彼が健康である限りトライするよう仰せだった」とバターシュの現役続行に意欲的。
その一方で「いつもより始動が遅い訳だから、ロイヤルアスコット開催に間に合う保証はない。間に合うことを願っているが、彼の状態が戻るまで様子を見るつもりでいる。彼は7歳だし、我々は彼に痛みがないことを確認する必要がある」と慎重な姿勢を見せている。