KYダービー有力馬ロックユアワールド、リスポリからロザリオへ乗り替わり
2021年04月19日 12:57
無敗でG1サンタアニタダービーを制し、クラシック初戦のG1ケンタッキーダービーでも有力視されているロックユアワールドの鞍上が、U.リスポリ騎手からJ.ロザリオ騎手に変更されることが分かった。米競馬メディア『bloodhorse.com』などが報じている
キャンディライド産駒のロックユアワールドは1月のデビュー戦をロザリオ騎乗で勝利。2戦目からはリスポリ騎手が手綱を取り、2月の準重賞と今月3日のサンタアニタダービーを連勝していた。
この乗り替わりの背景には、ロザリオ騎手が主戦を務めていたB.バファート厩舎のコンサートツアーがケンタッキーダービーを回避し、5月のG1プリークネスステークスまでの待機を決めたことがある。
サドラー師は「乗り替わりを申し訳なく思うし、簡単な決断ではなかった。明確にしておきたいのは、リスポリは素晴らしい騎手だし、これからもそうだということ。だが今回は乗り替わりを告げるしかなかった。私の判断の是非は歴史が語ってくれるだろう」と苦しい胸中を語っている。
なおサドラー厩舎とロザリオ騎手のコンビは、2018年のG1ブリーダーズカップクラシックをアクセラレイトで制覇。またロザリオ騎手は通算9回のKYダービー騎乗経験があり、2013年にオーブで勝利を収めている。