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スカレティの重賞8勝目は待望のG1制覇、イスパーン賞を競り勝ち

2021年05月31日 11:35

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 現地30日、仏パリロンシャン競馬場にてG1イスパーン賞(芝1850m)が行われ、G.モッセ騎乗の1番人気スカレティが接戦を制して8度目の重賞制覇にして待望のG1初勝利を手にした。

 スタートで立ち遅れたスカレティは6頭立ての最後方からのレースに。最後の直線に入ると馬群の外から末脚を伸ばし、ゴール寸前で2番手から抜け出しを図ったティルジットをアタマ差でとらえた。

 3着はさらに短クビ差で最低人気のマイオベロン。2番人気に推されていた昨年の仏2000ギニー馬ヴィクタールドラムは5着だった。

 J.レニエ厩舎のスカレティはケンダルジャン産駒の6歳せん馬。昨秋は重賞を2連勝して臨んだ英チャンピオンステークスで2着、続く香港カップは7着とG1勝利に届かなかったが、3月から始動した今年は仏G3エクスビュリ賞、仏G2アルクール賞、そして今回と3連勝でG1制覇を成し遂げた。