セントマークスバシリカが二冠達成、仏ダービーも制す
2021年06月07日 10:50
現地6日、仏シャンティイ競馬場にてG1仏ダービー(3歳牡馬・牝馬、芝2100m)が行われ、I.メンディザバル騎乗のセントマークスバシリカが仏2000ギニーとの二冠を達成した。
セントマークスバシリカは内の4番手にポジションを取り、直線では最内からスパート。残り200メートル付近で先に抜け出していたシリウェイをかわして先頭に立つと、そのままリードを広げて1馬身3/4差の勝利を収めた。
2着はシリウェイ、3着はさらに短アタマ差でミルボッシュと勝ち馬以外は伏兵陣が上位を独占。名牝エネイブルの半弟デラブは8着、前哨戦の仏G3ギシュ賞を快勝したマカロンは9着に沈んだ。
セントマークスバシリカはA.オブライエン厩舎のシユーニ産駒。2歳時に英G1デューハーストステークスを勝ち、3歳となった今年は初戦の仏2000ギニーを制覇。さらに仏ダービーも連勝して二冠馬となった。
メンディザバル騎手は「今朝にエイダン(オブライエン調教師)から、あまり早く前に行かないようにと頼まれたから、できる限り仕掛けるのを待ったんだ」とコメント。「素晴らしい馬だよ。数か月後には凱旋門賞を走っているかもね。距離は問題ないさ」と語っていた。