超良血馬スノーランタン、英G1ファルマスSで同期のG1馬ら撃破
2021年07月10日 12:30
現地9日、英ニューマーケット競馬場にてG1ファルマスステークス(3歳以上牝馬、芝8ハロン)が行われ、超良血馬のスノーランタンがG1馬たちを下して勝利した。
レースは英G1コロネーションステークス勝ち馬アルコールフリーが先手を取り、スノーランタンは中段のラチ沿いという窮屈なポジションに。残り1ハロンを切ったあたりで英1000ギニー馬マザーアースがアルコールフリーに並びかけるが、馬場の中央に寄せて進路を確保したスノーランタンがまとめて差し切った。
勝ち馬から半馬身差の2着にマザーアース。さらにクビ差でアルコールフリーと3歳馬が上位を独占し、古馬の最先着は最後に追い込んで4着の英G1ロッキンジステークス2着馬レディボウソープだった。
R.ハノン厩舎のスノーランタンは父が無敗の名馬にして種牡馬としても成功しているフランケル、母は2013年の英1000ギニーなどG1レース4勝のスカイランタンという超良血馬。今年4月のデビュー2戦目で勝ち上がった後はクラシックには参戦せず、6月のコロネーションSではアルコールフリーの2着だったが、今回はその借りを返してG1初制覇を達成した。