現地30日に英グッドウッド競馬場で行われたG2キングジョージステークスで、5連覇を狙った7歳せん馬バターシュはまさかの7着。このまま現役引退の可能性が出てきた。

　C.ヒルズ厩舎のバターシュはダークエンジェル産駒。英G1ナンソープステークスを連覇するなど短距離G1を4勝したが、今年は軽度の骨折があって出遅れ、連覇を狙った6月の英G1キングズスタンドステークスで勝ち馬から2馬身半差の4着。今回もまた7馬身半差の完敗を喫した。

　同馬を所有するシャドウェルのレーシングマネージャー、A.ゴールド氏は「ジム（騎乗したクローリー騎手）は馬場が合わなかったと言っていたが、敗因はそこではなかった」とコメント。骨折からの復帰に時間がかかったことなどに触れ、「今夜にもオーナーと話し合う」と進退に言及していた。