BCスプリント有力馬のヤウポンが骨折、突然の引退で種牡馬入り
2021年09月26日 08:21
現地8月28日のG1フォアゴーステークスでG1初制覇を飾り、ブリーダーズカップスプリントの有力候補に浮上したヤウポンが故障により突然の引退。スペンドスリフトファームで種牡馬入りすることが発表された。
米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、ヤウポンは先週末にニューヨーク州サラトガ競馬場にあるS.アスムッセン厩舎からカリフォルニア州サンタアニタパーク競馬場入り。9月24日の朝に通常の調教を行ったものの、その後に左後肢の種子骨を骨折していることが判明した。
スペンドスリフトファームのセールスマネージャーは「(2019年のBCスプリントで有終の美を飾った)ミトーリのようなおとぎ話を期待していたが、残念ながら昨年はそうはならかった。しかし、彼に手術は必要ないし、いずれ快方に向かう。彼を(スペンドスリフトファーム)に迎えられてエキサイティングだ」と比較的軽症であることを伝えている。
昨年のヤウポンは重賞連勝でBCスプリントに臨み、1番人気に推されるも8着に完敗。今年は始動戦のドバイゴールデンシャヒーンでも8着に終わったが、帰国2戦目の前走でフィレンツェファイアの噛みつき行為にもひるまずG1初制覇を飾ると、9月2日にはスペンドスリフトファームが引退後の種牡馬入りで馬主側と合意していた。