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凱旋門賞を回避のセントマークスバシリカ、引退が決定

2021年09月28日 11:10

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 現地103日の仏G1凱旋門賞への出走登録を取り消した仏二冠馬セントマークスバシリカが、そのまま現役を引退して種牡馬入りすることがクールモアグループから発表された。

 A.オブライエン厩舎が管理していたシユーニ産駒の3歳馬セントマークスバシリカは、2歳時に英G1デューハーストステークスを制覇。今年は仏2000ギニー、仏ダービー、エクリプスステークス、アイリッシュチャンピオンステークスとマイルから中距離のG14連勝した。通算成績は96勝(重賞5勝)。

 オブライエン調教師によると愛チャンピオンS後に故障が再発し、調教を完全に再開することができなかったという。同師は「セントマークスバシリカは私が手がけた中でベストホースの可能性がある」と同馬を絶賛した。

 さらにオブライエン師は種牡馬としてのセントマークスバシリカの可能性にも言及。「(母父の)ガリレオから身体能力と強い気性を、シユーニからはスピードを受け継いだ。とてもユニークな馬だよ」と語っている。