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【凱旋門賞】2着タルナワのスミヨン「最高の競馬。何も恥じることはない」

2021年10月05日 18:00

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<凱旋門賞>◇3日=仏パリロンシャン◇G1◇芝2400メートル◇3歳上牡牝◇出走14頭◇1着賞金285万7000ユーロ(約3億7100万円)

 アイルランドから参戦のタルナワ(牝5、D・ウェルド、父シャマーダル)は直線で内を突いて伸びたが、2着に敗れた。自身は3度目の凱旋門賞制覇がならなかったスミヨン騎手だが、パートナーの走りをたたえた。

 「がっかりはしていません。最高の競馬をしてくれましたし、何も恥じることはないです。もし鼻差の負けだったら、アンラッキーだったと思うかもしれませんが、勝ち馬とは4分の3馬身差がありました。今日はタルナワには少し馬場が渋りすぎたと思います。彼女の走りに満足していますし、彼女のチームは素晴らしい仕事をしました。まだ今年はレパーズタウンで2戦しかしていませんでしたし、シーズンが終わる前に海外でいいレースを勝つことを願いたいです。彼女はスーパースターです。凱旋門賞2着馬です。もう少し馬場が向いていれば主役になれていました」。

 管理したウェルド師も凱旋門賞初制覇はならなかったが、タルナワをねぎらい、潔く勝者をたたえた。

 「ベタベタした馬場が勝敗を分けたと思います。タルナワはラチ沿いをうまく走りました。ただ、勝つためには最後の脚が足りませんでした。仕上がりは完璧だったし、自信はあったので残念です。トルカータータッソが勝ったことに驚きはありません。ドイツ競馬に敬意を表したいです。彼らはこういう素晴らしい馬を登場させますから」。

 タルナワの今後については、連覇のかかるBCターフ(G1、芝2400メートル、11月6日=デルマー)が候補となっている。

出典:日刊スポーツ