アグネスゴールド産駒インラブ、米G1キーンランドターフマイルを制す
2021年10月10日 14:09
現地9日、米キーンランド競馬場でG1キーンランドターフマイル(3歳以上、芝8ハロン)が行われ、6番人気のインラブが中団のラチ沿いで息を潜めると、直線では先行勢の外に持ち出されて一気に差し切った。
1馬身1/2差の2着に勝ち馬の直前を進んだ8番人気のテルユアダディーが入線。さらに1/2馬身差で3頭が並んだ3着争いは3番人気サムライクイットホットブラウンが連覇を狙う2番人気アイヴァーに先着した(アタマ差)。1番人気のオーダーオブオーストラリアは勝ち馬と並走するも、最終コーナーから劣勢になり最下位の12着に惨敗している。
インラブはブラジル生まれのアグネスゴールド産駒で2019年4月にブラジルでデビュー。アルゼンチンのG1ナシオナル大賞での4着など5戦1勝の戦績を残してアメリカに移籍した。10か月半の休養から昨年9月に始動後は今春まで燻っていたが、7月の条件戦から前走のリステッド勝ち、そして今回で重賞初制覇と台頭。この勝利によりブリーダーズカップマイルの優先出走権を獲得するとともに、ブラジル時代を含めて通算成績を13戦5勝としている。
なお、4着のアイヴァーもアグネスゴールド産駒で、オーナーはじめP.ロボ調教師ともども同じチームに管理されている。