今月2日の英G3カンバーランドロッジステークスを圧勝したフクムが、12月のG1香港ヴァーズに遠征する可能性があることが分かった。

　O.バローズ厩舎が管理するシーザスターズ産駒の4歳馬フクムはシャドウェルグループの所有馬。今年は8月に英G3ジェフリーフリアステークスを連覇し、前走のカンバーランドロッジSは6馬身半差の圧勝を飾るなど重賞を4勝している。

　バローズ調教師は香港ヴァーズにエントリー済みであることを明かしつつ「12月半ばのレースまで2カ月近くあるから」としばらくは様子見の構え。香港のシャティン競馬場はカンバーランドロッジSが行われた英アスコット競馬場のソフトな馬場とかなり異なるが、その点についてはあまり心配していないようだ。