仏2歳G1クリテリウムドサンクルー、1番人気が不発で伏兵エルボデゴンの逃げ切り
2021年10月24日 09:14
仏サンクルー競馬場で現地23日に行われた芝2000mの2歳G1クリテリウムドサンクルー(セン馬不可)は、最内枠からハナに立った5番人気のエルボデゴンが、マイペースに持ち込むと2着に1馬身1/2差をつけて逃げ切った。
6番人気のストーンエイジが中団から2着に続き、1番人気のゴールドスパーは勝ち馬を射程圏に入れながら2番手を追走するも直線で突き放され、さらに1馬身1/4差の3着に終わった。
英国からの遠征馬エルボデゴンはコディアック産駒の牡馬で、全兄に2018年のコーフィールドカップなどG1レース3勝のベストソリューションがいる血統。デビュー2戦目の7月28日にサンダウン競馬場の芝7ハロンで初勝利を挙げ、4戦目の前走はシャンティイ競馬場のG3コンデ賞で重賞初勝利を挙げていた。今回のG1制覇で通算成績を5戦3勝としている。
エルボデゴンを管理するJ.ファーガソン調教師は「全くもって信じられない。残り1ハロンはどうなることやらと思ったよ」「前走を勝ってから、このレースのことを考えていたけど、最後の1ハロンで先頭にいるなど想定していなかった」とうれしい誤算。「彼の全兄のベストソリューションは年齢とともに良くなっていった。彼はそこまで大きいわけではないけど貫禄があるし、成長しないはずがないから来年は非常にエキサイティングだね」と期待をふくらませていた。