豪G1エンパイアローズS、コレットがコース取りの妙で混戦を断つ
2021年10月31日 12:41
豪フレミントン競馬場で現地30日に行われたG1エンパイアローズステークス(3歳以上牝馬、芝1600m)は、中団の後ろにつけた3頭が直線の進路取りで明暗を分ける結果となり、7番人気のコレットが最内のコースをキープして混戦を制した。
2番人気ミスティックジャーニーの背後で後方4番手を進んだ7番人気のコレットは、直線入口で大きく開いたラチ沿いを直進すると、残り100mから馬群の間を抜けて先頭。6頭分ほど外へ出たミスティックジャーニーの追撃を0.3馬身振り切った。コレットの横から10頭分ほど外へ持ち出された3番人気ハングリーハートはさらに0.2馬身差の3着まで。1番人気のトファーネは先行勢を前に見ながら進むも7着に敗れている。
ゴドルフィン所有の5歳馬コレットは昨年4月のオーストラリアンオークス以来となる2度目のG1制覇。重賞は前走のG2トリスタークステークスから連勝で5勝目とした。同日付けの豪競馬メディア『racing.com』は、コレットのJ.カミングス調教師が「私にとってシーズンいちの騎乗だよ」と殊勲のD.オリヴァー騎手を称えるコメントを掲載している。