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2歳G1勝ちのザラストライオン、種牡馬断念で5年ぶりに現役復帰

2021年11月10日 11:56

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 重賞を2勝するなど2016年の英2歳戦線で活躍し、明け3歳から種牡馬入りしていたザラストライオンが、現地13日にリングフィールド競馬場で5年ぶりに現役復帰することになった。

 ザラストライオンは2歳時に10戦し、G1ミドルパークステークスとオールウェザーのG3サイレニアステークスで重賞を2勝。ミドルパークSでは単勝26倍の伏兵評価ながらブルーポイントを抑えた実績がある。

 再びザラストライオンを管理することになったM.ジョンストン調教師は「5月頃には戻ってきている」と着々と準備を進めてきたこと明かし、「要するに、繁殖能力がないと分かり(種牡馬生活を)引退したということさ。私がゴドルフィンから半分の権利を買い取り、残りの権利を持つオーナーたちが私に預けた」と、かつての関係のままザラストライオンのキャリアを再開すると話している。

 ジョンストン師は「彼はすでに去勢され、長い時間をかけて調整した末に万事OKと確認した」「ジョー・ファニング(騎手)がここ数週にわたって調教をつけて状態に満足しているからエントリーしたんだ」とここまでの経緯を話している。

 ザラストライオンは種牡馬として数多くの種付けを行い、これまでに13頭の産駒が勝ち上がった。しかし、ジョンストン師によると当初から受胎率が低く、それが年を追うごとに悪化していったという。