タタソールズ社ディセンバーセール初日にノーザンファームが最高額落札
2021年12月01日 13:10
英国のニューマーケットで「タタソールズ・ディセンバー・メア・セール」が29日に始まった。12月2日まで4日間の日程で行われるセールで、繁殖牝馬購入を目的に日本の競馬関係者も参加している。
初日はノーザンファーム(吉田勝己代表)がこの日の最高額となる45万ギニー(約7000万円)でクリムゾンロック(牝7、父ファストネットロック、ハイランドリールを受胎)を落札した。同馬は半姉が07年愛オークスなどG1・4勝を挙げたピーピングフォーン、半兄がフランスの2歳G1勝ち馬ザウェイユーアー、近親にカジノドライヴがいる血統。3代母がベストインショウでアーモンドアイなどと同じ一族になる。
タタソールズ社ディセンバーセールは日本の競馬と関係の深いことで知られており、ノーザンファーム(吉田勝己氏)は06年にドナブリーニ(ジェンティルドンナの母)を50万ギニー、08年にミュージカルウェイ(オークス馬ミッキークイーンの母)を30万ギニーで落札している。また、社台ファームは06年の当セールでムーンレディを30万ギニーで落札。受胎していたキングズベストの子(エイシンフラッシュ)は日本で生まれ、10年の日本ダービーを制している。