障害レースで大活躍のブラックモア騎手、英・愛スポーツ界の表彰相次ぐ
2021年12月22日 11:33
BBC(英国放送協会)が主催し、主要イベントで活躍したスポーツ関係者を対象とする『BBCスポーツ・パーソナリティオブザイヤー2021』が現地19日に発表。障害レースで活躍するR.ブラックモア騎手が英国人以外を対象とする部門賞の『ワールド・スポーツスター・オブザイヤー』を受賞した。
32歳のブラックモア騎手は4月に行われた障害レースの祭典・グランドナショナルを女性騎手として史上初制覇。これは女性騎手として初の連対でもあった。また、3月のチェルトナム・フェスティバルでも6勝を挙げ、女性初のリーディングジョッキーにもなっている。
受賞に際してブラックモア騎手は、関係者への感謝を述べるとともに「私の夢はとても大きなものだったけど(今年は)想像を遥かに超えた」と大活躍の1年を振り返り、「信じられない」と感激していた。
『ワールド・スポーツスター・オブザイヤー』の候補は6名おり、ブラックモア騎手はプロボクサーのサウル・アルバレス、アメリカンフットボールのトム・ブレイディ、テニスのノバク・ジョコビッチ、陸上のエレイン・トンプソン=ヘラー、F1ドライバーのマックス・フェルスタッペンといった世界的アスリートを退けての受賞。昨年、H.ドイル騎手が惜しくも逃した最優秀選手賞には女子テニスのエマ・ラドゥカヌが輝いている。
なお、ブラックモア騎手は前日に母国でもRTE(アイルランド放送協会)の『スポーツパーソン・オブザイヤー』を受賞。東京オリンピック金メダリストらの候補者の中から、競馬関係者では2013年のAP.マッコイ騎手以来、3人目となる快挙を果たしている。