英国のミシュリフがサウジC連覇へ「いい冬を過ごしていますよ」ゴスデン師
2022年01月05日 11:51
英国のミシュリフ(牡5、J&T・ゴスデン、父メイクビリーヴ)がサウジC(G1、ダート1800メートル、2月26日=キングアブドゥルアジーズ)の連覇を目指していることがわかった。レーシングポスト電子版が4日、共同管理するジョン・ゴスデン師のコメントを伝えている。
同師は「ミシュリフはいい冬を過ごしていますよ。ここ数日、ウォーレンヒル(ニューマーケットの名物坂路)をキャンターで上がっていて、サウジカップへ向けて、ゆっくりとビルドアップしています。昨年の勝利は素晴らしいものでした。サウジのファイサル殿下(オーナー)は興奮したと思いますし、来月のそこへ向けて順調にいってくれることを願っています」と意欲を語っている。
ミシュリフは初遠征だった一昨年がサウジダービーで日本調教馬フルフラットの2着。2年連続のサウジ遠征となった昨年はサウジカップに出走し、米国のシャーラタン(2着)やニックスゴー(4着。秋にBCクラシック制覇)といった強敵をねじ伏せた。その後は3月のドバイシーマCで日本のクロノジェネシス、ラヴズオンリーユーに快勝。夏秋の英国ではエクリプスS3着、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS2着の後、英インターナショナルSを6馬身差で圧勝。シーズン最終戦の英チャンピオンSは4着だった。サウジCへの参戦が実現すると、3年連続のサウジ遠征になる。
また、昨年のドバイターフ覇者ロードノース(セン6、J&T・ゴスデン、父ドバウィ)も同日のネオムターフカップ(G3、芝2100メートル、同)への参戦を予定しており、J・ゴスデン師は「ロードノースもミシュリフとともにサウジアラビアへ行ければと思います。彼もいい状態ですね」と話している。