現地12日、オークローンパーク競馬場でG2アゼリステークス（4歳以上牝馬、ダート8.5ハロン）が行われ、4番手追走の2番人気シーシーが3番人気ポーリンズパールの追撃を3/4馬身振り切って上位人気3頭による叩き合いを制した。

　レースは1番人気のシーデアズザデビルが好発からハナを切り、シーシーは気合いをつけられて2馬身少々の4番手でマーク。ポーリンズパールはスタート直後に挟まれる格好になって最後方からシーシーの背後まで巻き返した。シーシーは最終コーナーからシーデアズザデビルに並び掛け、一度はねじ伏せるもシーデアズザデビルが差し返しに応戦。そこへ外からポーリンズパールも襲い掛かりゴール前で3頭が一線となったが、シーシーは最後まで先頭を譲らず、ポーリンズパールから1馬身差の3着にシーデアズザデビルで決着した。

　シーシーは昨年11月のG1ブリーダーズカップフィリー＆メアスプリント以来となる6度目の重賞制覇。BC後は2月のG2サンタモニカステークスで始動し、当時はメルネイトに逃げ切りを許して3馬身差の2着に敗れていた。