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ドバイ版セレクトセール23日開催、世界の良血2歳馬70頭が上場 今夏国内デビューの可能性も

2022年03月15日 12:29

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 “ドバイ出身”の超良血馬が来年のクラシックをにぎわせるかもしれない。ドバイ国際競走ウイークの新たなビッグイベントとして、現地23日にメイダン競馬場で「ドバイブリーズアップセール」が初めて開催される。

 フランケル産駒やドバウィ産駒など、世界トップクラスの欧州産良血2歳馬70頭が上場予定。日本人の有力馬主も参加する見通しで、落札すれば今夏に国内でデビューする可能性もあり、POGファンにとっても要注目だ。

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 世界最高レベルの種牡馬の産駒がドバイで大挙上場される。フランケル、ドバウィ、キングマン、イントゥミスチーフ、ジャスティファイ、アメリカンファラオ・・・。逸材ぞろいの欧州産2歳馬70頭のリストにはダイワメジャー産駒の名前もある。母ピーピングフォーンは愛オークスなどG1・4勝を挙げ、07年の欧州最優秀3歳牝馬にも輝いた名牝。日本で種付けされたアイルランド産の牡馬だ。

 競馬大国UAEの威信をかけた新イベントだ。いわば、ドバイ版のセレクトセール。主催するアイルランドのセール会社GOFFS(ゴフス)の日本エージェントを務める木村孝也氏は「初めての試みで、ドバイとしても国家プロジェクトぐらいの力の入れようです。週末には国際レースが行われますから、世界中のオーナーが集まると思います」と説明する。

 トレーニングセールだが、日米のように速い時計は出さず、セール前日にメイダン競馬場でキャンターを披露する。オンラインによるリモート入札も可能で、上場馬の動画やエックス線画像なども公開される。2歳馬だけに即戦力。日本人の有力馬主も参加する見通しで、落札すれば最速で今夏にデビューできる。今後の競馬界に“ドバイ出身”が台頭するのか? 砂漠の国の熱きセールから目が離せない。【太田尚樹】

◆海外の主なセール 各主催者が通年にわたって年数回開催している。米国ではキーンランド、ファシグティプトン、OBS、欧州では英タタソールズ、愛ゴフス、仏アルカナなどが有名。対象は1歳馬が主流だが、春には2歳馬が調教を披露するトレーニングセールが各国で開催される。現役馬を扱うセールもある。

出典:日刊スポーツ