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豪オールスターマイル、ザーキが番手抜け出しの横綱相撲で快勝

2022年03月20日 14:10

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 芝のマイル戦として世界最高賞金の総額500万豪ドル(約4億4180万円)を誇るオールスターマイル(重賞未格付け)が現地19日にフレミントン競馬場で15頭により争われ、単勝2.40倍の1番人気に支持されたザーキが2番手追走から1.5馬身抜け出す横綱相撲で快勝した。

 大外枠のザーキはゲートを決めるとスムーズに2番手を取り、逃げ馬から1馬身前後の位置をキープ。直線に入ると鞍上のJ.カー騎手に仕掛けられて残り300mで先頭に立ち、中団のラチ沿いから馬群を割って追撃する3番人気アイムサンダーストラックを振り切った。さらに0.75馬身差の3着には好位のインで脚を溜めた201倍の最低人気ストリーツオブアヴァロンが続き、前哨戦勝ちで2番人気のインスピレーショナルガールは後方から6着に終わった。

 ザーキは昨年11月のG1マッキノンステークス以来となる白星。その後に休養入りして前走のブレーミーステークスで復帰し、当時はインスピレーショナルガールに差し切られて2着に惜敗していた。

 同日付けの豪競馬メディア『racing.com』によると、カー騎手は「コーナーまで本当に順調だったし、こんな風に走れれば彼は(力が)違う馬」とプラン通りの快勝劇だったと振り返っている。