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豪G1ギャラクシー、シェルビーシックスティシックスが驚異の5連闘で制す

2022年03月20日 11:51

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 豪G1ギャラクシー(3歳以上、芝1100m)がローズヒルガーデンズ競馬場で現地19日に行われ、中団のラチ沿いを追走した2番人気シェルビーシックスティシックスが直線で馬群の中から末脚を伸ばすと、前方の2頭をゴール前でまとめて差し切り混戦を制した。

 中団で流れに乗ったシェルビーシックスティシックスは、前方の7番人気ビッグパレードが先行勢の外を回って広がったスペースから進出。直線でビッグパレードが逃げ粘る8番人気インザコンゴと叩き合うところに外から襲い掛かってビッグパレードを差し切った(0.16馬身差)。さらに0.34馬身差の3着にインザコンゴが続き、1番人気のアイソトープは13着に沈んだ。

 シェルビーシックスティシックスはトロナド産駒の5歳セン馬でG1初制覇。3月5日のG2チャレンジステークスで重賞初挑戦すると、最低人気の身でエデュアルドとネイチャーストリップの間に割って入る快走を披露する一方、12日にはG3モーリスマッカーテンステークスで初の重賞勝利を飾り、この日は補欠枠から繰り上がりの出走だった。同馬は2月19日の条件戦から5連闘でG1勝ちまで上り詰めただけでなく、1月22日から2月5日まで3連闘もしており、2か月間で8戦3勝、2着3回と驚異のタフネスを発揮している。

 同日付けの豪競馬メディア『racing.com』によると、シェルビーシックスティシックスのD.ウィリアムズ調教師は「信じられない、何と言うべきなのだろう? この馬は数週間前にここで負け、そしてG1を勝つまでになった」と興奮を抑えられない様子のコメント。しかし、その一方で「オールエイジドステークスは考えにあるし、今からTJ(スミスステークス)の登録料も払おうか? それも考えからはずしていないよ」と続戦を示唆している。