【ドバイワールドC】ライフイズグッドは失速、カントリーグラマーが制してチュウワウィザードも3着に健闘
2022年03月27日 04:47
現地26日のG1ドバイワールドカップ(メイダン競馬場、ダート2000m)は、単勝1.4倍の圧倒的人気を集めたアメリカのライフイズグッドがゴール前で力尽き、L.デットーリ騎乗の4番人気カントリーグラマーが制した。走破時計は2分04秒97(FAST)。
1.75馬身差の2着に2番人気のホットロッドチャーリーが中団から続き、さらに0.5馬身差の3着に日本のチュウワウィザード(3番人気)が差し込んで強力アメリカ勢に割って入る大健闘。ライフイズグッドを短アタマ差の4着に競り落とした。
ライフイズグッドが大方の予想通りに逃げたが、2番手のミッドナイトバーボンらも差なく続いて道中は緩みなく流れた。ハイポセティカル(6番人気)と並び3、4番手を追走したカントリーグラマーは、第3コーナーでデットーリ騎手が早くもステッキを抜く苦しい体勢。しかし、叱咤に応えて前の2頭についていくと粘りを増し、直線残り300mからは3馬身ほど前方のライフイズグッドに詰め寄っていく。すると、残り100m少々でライフイズグッドの脚が上がり、並ぶ間もなくかわしてゴールを駆け抜けた。
チュウワウィザードは川田将雅騎手がアメリカ勢のペースには乗らず最後方で戦況を見守り、内ラチ沿いキープでスタミナを温存した。第3コーナーでもまだ最後方だったが、バテて下がってきた馬を捌いて馬群の中から直線に入ると、目の覚めるような伸びで上位のアメリカ勢を急追。ゴール寸前でライフイズグッドを捕らえただけでなく、あと数メートルあれば2着まで上がれたであろう勢いでゴールに飛び込んだ。
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