シークレットオース敗れる、米G1アーカンソーダービーはサイバーナイフが制す
2022年04月03日 14:31
米G1アーカンソーダービー(3歳、ダート9ハロン)が現地2日にオークローンパーク競馬場で行われ、中間点から動いて第3コーナーから先頭に並んだ3番人気のサイバーナイフが、直線入口で先頭に立つと2着に2馬身3/4差をつけて押し切った。
サイバーナイフは序盤の先行争いから4番手に控え、向正面でひと息入れてから第3コーナーを前に進出。この動きを見て最後方から1番人気の牝馬シークレットオースが追撃したが、サイバーナイフは直線入口で先頭に立ち押し切った。シークレットオースは直線半ばで失速し、勝ち馬の背後から内を立ち回った5番人気バーバーロードに差し込まれて3/4馬身差の3着に終わっている。
サイバーナイフはB.コックス調教師が管理するガンランナー産駒の牡馬で重賞初制覇。昨年12月にデビュー3戦目で勝ち上がると、3歳初戦は重賞初挑戦のG3ルコントステークスで6着に敗れたが、前走は条件戦に相手関係を落として2勝目を挙げていた。これで通算成績を6戦3勝(2着2回)としている。
アーカンソーダービーはケンタッキーダービーに向けた重要前哨戦の一つで、2015年には三冠馬アメリカンファラオを輩出。2019年のオマハビーチ、分割開催された2020年のシャーラタンとナダルはいずれも故障で戦線離脱したものの、前売りで上位人気に推されるなど優勝馬はKYダービー戦線の中心を担うことが多い。