英女王所有のリーチフォーザムーン、前哨戦に間に合わずダービーも断念
2022年05月04日 11:04
英国のエリザベス女王が所有し、J&T.ゴスデン調教師に預託されているリーチフォーザムーンが、目標としていた英ダービー参戦を断念。ロイヤルアスコット開催を新たな目標とすることになった。
リーチフォーザムーンは2歳時にG3ソラリオステークスを圧勝するなど、英ダービー戦線の前売りで上位に推されてきたが、故障して休養入り。今春はダンテステークスから復帰してダービーを狙う青写真だった。しかし、ダンテSまで調整が間に合わないことになり、陣営は6月中旬のロイヤルアスコット開催を仕切り直しの舞台に据えた。
今年は女王にとって在位70周年のプラチナムジュビリーに当たり、所有馬がダービーに出走すれば大きな呼び物になると期待されていたが、残念ながらその夢は消えてなくなった。
なお、リーチフォーザムーンのダービー回避を受け、大手ブックメーカーの『コーラル』は英2000ギニー3着のルクセンブルクの前売りオッズを3.5倍から3.25倍にカットしている。