ゴールデンシックスティが安田記念への遠征断念、前走後に体調不良
2022年05月10日 11:48
6月5日のG1安田記念への参戦を表明していた香港マイル王ゴールデンシックスティが、熱中症のため遠征を断念する見込みであることが分かった。地元メディア『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)が現地9日付けで報じている。
同紙によると、ゴールデンシックスティは4月24日のG1香港チャンピオンズマイルを勝利後に熱中症のような症状が出たもよう。そのためK.ルイ調教師とオーナーが協議し、日本への遠征を見送ることにしたという。
主戦のC.ホー騎手は「日本へ遠征して異なる馬場で走らせるリスクを冒したくないそうだ」「新型コロナウイルスによる制限もあるし、来季は香港でのレースに集中したいんじゃないかな」とコメント。
ルイ調教師は2018年にラッキーバブルズでG1スプリンターズステークスに挑戦したが、同馬はレース中に重傷を負って競走を中止し、二度と復帰することができなかった。
それを知るホー騎手は「もちろん残念な気持ちもあるが、これほどの馬を安全に、リスクを冒さずに走らせたいという彼らの考えも理解できる」と続け、「フランシス(ルイ調教師)は以前に日本でひどい経験をしたから、そのことが彼を躊躇させたのはとても理解できるよ」と話している。