エマニュエルが米G2ペナインリッジS制覇、次走からターフトリニティ挑戦へ
2022年06月06日 14:10
現地4日、米ベルモントパーク競馬場でG2ペナインリッジステークス(3歳、芝9ハロン)が行われ、I.オルティスJr.騎乗のエマニュエルが1番人気に応えた。
好スタートからハナを奪ったエマニュエルは、縦長となった2番手以下を離し気味にレースを先導。持ったまま抜群の手応えで直線に向くと二の足で再びリードを広げ、4番手から追い込んできたナポレオニックウォーを1馬身差で封じ込んだ。
T.プレッチャー厩舎のエマニュエルはモアザンレディ産駒。前走まではダートで4戦し、デビュー2連勝後は3月のG2ファウンテンオブユースステークス4着、4月のG1ブルーグラスステークス3着と勝ちきれずにクラシック出走を見送っていたが、初芝のここで見事な変わり身を見せた。
ハードスパン産駒の母は未出走だが、おじには英G1エクリプスステークスやG1ドバイシーマクラシックを勝つなど芝の中長距離で活躍したホークビルや米ダート2歳G1のブリーダーズフューチュリティを制したフリードロップビリーがいる良血馬。米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、陣営は次走にターフトリニティ初戦に当たる7月9日のG1ベルモントダービーを挙げているという。