豪レーシングヴィクトリア、来季の賞金を史上最大規模に大幅増額
2022年06月08日 11:42
豪ヴィクトリア州の競馬を統括するレーシングヴィクトリア(RV)が現地7日、2022/23シーズンの開催スケジュールと賞金を公表。賞金総額はボーナス込みで史上初の3億豪ドル超えとなる3億1400万豪ドル(約302億円)となることが明らかになった。
賞金規模は今季比で2620万豪ドル(約25億円)増額され、全レースにおける平均賞金額は7万2600豪ドル(約697万円)に相当。2015年以降では1億4000万豪ドル(約134億円)、率にして80%もの増額を果たす計算になる。
開催スケジュールに関してはメルボルンカップ・カーニバルに変更を加え、カーニバル最終日を「チャンピオンズステークスデー」として実施。ヴィクトリアダービー・デーに行われていたG1カンタラステークスをメルボルンCと同日に移行し、レース名をチャンピオンズマイルに改称する。
また、カンタラSの賞金総額をG1チャンピオンズスプリント(=スプリントクラシック)、G1マッキノンステークスとともに200万豪ドルから300万豪ドル(約2億8800万円)に増額。3歳G1のクールモアスタッドステークスの賞金総額は50万豪ドルから200万豪ドル(約1億9200万円)へと大幅に引き上げられる。
この他ではG1コーフィールドギニーが総額300万豪ドル、G1マニカトステークスは総額200万豪ドルへと各100万豪ドル増。G1オーストラリアンカップの開催日を2週繰り下げてオールスターマイルの1週後とする一方、2024年には両レースの間隔を2週へとさらに広げることなどが発表されている。
なお、この前日にはレーシング・ニューサウスウェールズ(RNSW)がゴールデンイーグルの賞金を250万豪ドル増額して1000万豪ドル(約9億6100万円)とすることを発表。その結果としてジ・エベレスト(総額1500万豪ドル=約14億3300万円)に次ぐ豪州2位の賞金規模となる。