英G1プラチナジュビリーSは伏兵ネイヴァルクラウンに軍配、グレナディアガーズは19着
2022年06月19日 10:20
英ロイヤルアスコット開催最終日の現地18日、G1プラチナジュビリーステークス(4歳以上、芝6ハロン)が24頭により争われ、20番枠から先行したネイヴァルクラウン(13番人気タイ)が、1番枠から末脚勝負のクリエイティブフォース(6番人気タイ)との接戦をクビ差で制した。
レースは外枠寄りに9頭、馬場の中央寄りに15頭の2集団に分かれて進み、ネイヴァルクラウンは外ラチ寄りの集団で逃げる1番人気ホームアフェアーズを直前に見ながら追走。残り2ハロンで集団の先頭に立つと、もう一方の最も遠いサイドから末脚を伸ばすクリエイティブフォースと内と外に大きく離れてゴールに飛び込んだ。
さらに1/2馬身差の3着にはホームアフェアーズと同様に豪州から遠征した4番人気のアルトーリアスとアメリカから遠征した5番人気カンパネッレが同着で続き、ホームアフェアーズは20着に大敗。日本から遠征したグレナディアガーズはクリエイティブフォースの前で道中を運び、残り2ハロンでは先頭に並んだものの、そこから伸び切れず勝ち馬から7馬身少々の19着に終わった。
ネイヴァルクラウンは今年1月にドバイのG2アルファヒディフォートで重賞初制覇。次戦はサウジの1351ターフスプリントでソングラインの11着に大敗するも、続くG1アルクオーツスプリントで4着に善戦し、それから約3か月ぶりの実戦でG1初制覇を飾った。
クリエイティブフォースと合わせてワンツーフィニッシュのC.アップルビー調教師は、直近の追い切りでネイヴァルクラウンに跨ったW.ビュイック騎手(レースではクリエイティブフォースに騎乗)が、両馬の間に力の差はないと言っていたことを明かし、2頭とも次戦でG1ジュライカップに向かわせる意向を示した。