NEWS

ニュース

ニュース/コラム

雨を待つドバイオナー、欧州初戦はヨークSかキングジョージか

2022年07月13日 11:33

  • 友だち追加数

 昨年はニューマーケットのジュライフェスティバルでハンデ戦に勝利し、それからフランスでG2を連勝してG1英チャンピオンステークスでも2着と目覚ましい活躍を披露したW.ハガス厩舎のドバイオナーだが、今年は地元の英国で一度も姿を見せていない。

 ここまでG1エクリプスステークスをはじめ、様々なレースのエントリーに彼の名前はあったものの、春のドバイシーマクラシックで敗れてからは姿が見られずじまい。「柔らかい馬場ならね」というハガス師は「ドバイでは堅い馬場で彼を走らせたが少々厳しかった。彼はヨークステークスを走るかもしれないし、キングジョージにも登録している。選択肢はあるが、適切な馬場になるまで我々には辛抱が必要だ」と得意の馬場状態になるまで待機を余儀なくされている。

 ただ、雨不足は夏場の稼働期にハガス師を邪魔しているばかりではない。ロイヤルアスコット開催のG1プラチナジュビリーステークスで5着のセイクリドは夏場の速い馬場コンディションも気にしない。そのパフォーマンスは(プラチナジュビリーS組が上位を占めた)週末のジュライカップである程度の裏づけを得た。

 セイクリドはG2レノックスステークスとG1サセックスステークスに登録があるが、マイル(サセックスS)よりも7ハロン(レノックスS)になりそうだ。

 ハガス師は「柔らかい馬場を好む馬もいれば、堅い方をより好む馬もいるから上手くレースをカバーしていければ。セイクリドはレノックスSかフランスへ行ってモーリスドゲスト賞になりそうだよ」と話している。