現地16日、愛カラ競馬場でG2サファイアステークス（3歳以上、芝5ハロン）が9頭により争われ、先頭から3馬身ほどの中団で中間点を通過したレディースチャーチ（6番人気タイ）が、残り200mで馬群を抜け出しゴール前の接戦を制した。

　1番人気で連覇を狙うムーネイスタは勝ち馬の前方から一時先頭に立つも、最後は首の上げ下げに屈して短アタマ差の2着、2番人気のエクイラテラルがさらに1馬身3/4差の3着に続いた。

　レディースチャーチは仏ダービーとエクリプスステークスを連勝したヴァデニと同じチャーチル産駒の3歳牝馬で重賞初制覇。2歳時にG3に一度挑戦して3着があるだけで、今回は1年ぶりの白星となった。

　レディースチャーチのJ.ムルタ調教師は「彼女は馬格のある牝馬で2歳時（に走れたの）はボーナスみたいなものさ。未勝利戦とリステッドを勝ったしね」「3歳になって良化し続けているよ。短距離の戦い方を学習しているところだし、残りのシーズンに向けてやる気が出たよ」と、今後はG1レースへ目を向ける考えを明かした。