なかなか体調が整わず今年初戦の延期を繰り返している昨年の英ダービー馬アダイヤーだが、ようやく戦列復帰が見えてきたようだ。

　アダイヤーは6月の英G1コロネーションカップ、6月の英G1プリンスオブウェールズステークス、連覇のかかっていた英G1キングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークスを次々と回避。今年はまだ一度もレースに出られていない。

　しかしC.アップルビー調教師はアダイヤーが復調しつつあり、戦列復帰も遠くないことを示唆。「すでにフルトレーニングをしているし、復帰へ向けて大きく前進している」「復帰戦はまだ定めていないが、準備が整えば馬の方から教えてくれるだろう」と語った。

　さらに同師は「重要なのは、かつてのアダイヤーがいま見られること」と続け、「愛チャンピオンステークスないし英チャンピオンステークスの前に前哨戦を使いたい」と話していた。