2020/21シーズンの豪年度代表馬でG1レース11勝を誇るベリーエレガントの欧州デビュー戦が、当初の予定から後ろ倒しされたことが分かった。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。

　5月にフランスのF.グラファール厩舎へ移籍したベリーエレガントは、8月2日の仏G1ロートシルト賞（芝1600m）を欧州初戦に予定していた。

　だがグラファール氏は29日にツイッターで「昨日の調教後に、私たちはベリーエレガントのロートシルト賞出走を見送ることを決めた。彼女はもう少し時間が必要だと訴えている。オーナーたちとも相談した結果、彼女の声に従うのがベストだと判断し、21日の仏G1ジャンロマネ賞（芝2000m）に目標を切り替えることにした」と予定変更を明らかにした。

　なお豪競馬メディア『racing.com』は、ベリーエレガントの最終目標は依然として10月2日の仏G1凱旋門賞であり、その前哨戦にあたる9月11日の仏G1ヴェルメイユ賞をひと叩きする見込みと伝えている。