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リトルビッグベアが愛2歳G1フェニックスSを圧勝、オブライエン師は通算17勝目

2022年08月07日 10:13

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 愛2歳G1フェニックスステークス(芝6ハロン)が現地6日にカラ競馬場で行われ、A.オブライエン厩舎の2番人気リトルビッグベアが4頭を率いて逃げると、残り1ハロン半から一方的に突き放して7馬身差の圧勝を収めた。

 レースはリトルビッグベアが好発からハナに立つ。3馬身圏内に全5頭が固まり一団で残り2ハロンを迎えると、3番人気のペルシアンフォースと1番人気のブラッドセルが先頭に並び掛けたが、リトルビッグベアがR.ムーア騎手のゴーサインを受けて豪快に末脚を伸ばし、あっさりと決着をつけた。

 2着にペルシアンフォースが続き、さらに1/2馬身差の3着には4番人気のシャータッシュが入線。ブラッドセルは発馬直後に躓づく不利もあり、最後に脚が上がって勝ち馬から8馬身1/2差の4着に終わった。

 リトルビッグベアはノーネイネヴァー産駒の牡馬で、4月10日に今回と同じカラ競馬場の芝6ハロンでデビュー。初陣では短アタマの2着に惜敗したが、2戦目に勝ち上がると3戦目はロイヤルアスコット開催のウィンザーキャッスルステークス(リステッド)、さらに前走のG3アングルシーステークス、そして今回と4連勝でG1制覇とした。

 フェニックスSを最近10年で6勝、これで通算17勝目としたオブライエン師は「ライアン(ムーア騎手)は彼(リトルビッグベア)の行く気に任せたらそれで終わりだったと言っていたよ」「彼は良馬場向きでスピードを見せてくれた。ちょっとした物だったね。初めて見た時から彼は特別だったんだ」と素質を絶賛。今後は馬主関係者が決めることと断りつつ、仏G1モルニー賞をはじめ、英G1ナンソープステークスで古馬に挑戦させるプランなどに言及している。