バーイードに完敗のミシュリフ、愛チャンピオンSで復権期す
2022年09月02日 11:54
欧州の中距離G1で堅実な走りを見せているものの今年は勝ち切れていないミシュリフは、現地10日のG1アイリッシュチャンピオンステークスで久々の勝利を目指す。
J&T.ゴスデン厩舎の5歳馬ミシュリフは昨年、英インターナショナルステークスなどG1レースを2勝。しかし今年は連覇を狙ったサウジカップで最下位(14着)に沈むと、7月以降の欧州G1では英G1エクリプスステークスこそ仏ダービー馬ヴァデニにクビ差の2着と惜敗だったものの、続く英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスは勝ち馬パイルドライヴァーから約11馬身差の3着。そして前走のG1英チャンピオンステークスでは最強馬バーイードに6馬身半差の2着と完敗だった。
愛チャンピオンS参戦は「予定どおり」と陣営はコメント。ただし今回もバーイードこそ不在だが、エクリプスSで後塵を拝したヴァデニを始め、一時は英ダービー候補とも目された素質馬ルクセンブルク、G1パリ大賞を制したオネストら有力な3歳馬が多く、6月の愛G1プリティポリーステークスを勝った牝馬ラプティットココも馬場次第で参戦の意向を示している。