5月にG1英1000ギニーを制したカシェイが、今年はもう出走せず来年に備えることが分かった。英競馬メディア『racingpost.com』が報じている。

　G.バウヒー厩舎のカシェイはアクレイム産駒。2歳時は8戦してデビュー勝ちのみだったが、今年は初戦だった4月の英G3ネルグウィンステークスで重賞初制覇を果たすと、続く英1000ギニーでは鮮やかな逃げ切り勝ちを見せた。

　その後は5月のG1仏1000ギニーでも2着と好走。6月の英G1コロネーションステークス5着後は休養に入り、秋は10月1日の英G1サンチャリオットステークスから米ブリーダーズカップ遠征の予定だった。

　バウヒー調教師は「副鼻腔感染症のため調教を休まざるを得なかった。今朝オーナーとも話したが、（休養に入るのが）クラシックウィナーたる彼女のためになると判断した」と語った。

　なおバウヒー師は来年の復帰後はカシェイを短距離路線に進ませる意向を示している。