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ルメール悲願の凱旋門賞制覇へ「ステイフーリッシュは状態良さそう、自信持って乗る」

2022年09月05日 16:54

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 クリストフ・ルメール騎手(42)が5日、ステイフーリッシュ(牡7、矢作)とのコンビで挑む凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)へ向けた思いを語った。

 前日に夏競馬が終了し、ルメールの視線の先には早くも自身の悲願である凱旋門賞が入っている。この日は都内で自身のアパレルブランド「CL by C・ルメール」の秋のポップアップストア@京都高島屋(9月16日より10日間)出店と新商品を発表。その席で自身がデザインしたウェアに身を包み、熱い思いを語った。

「ステイフーリッシュのドーヴィル大賞(2着)の競馬は良かったと思います。負けてしまったけど、60キロを背負っていたし、本当のステイフーリッシュでした。状態が良さそうです。凱旋門賞が楽しみになりました。本番は相手が強いけど、チャンスはある」。

 今年の夏は2カ月弱、日本を離れ、新型コロナの流行で控えていたフランスへの帰省で心身ともにリフレッシュした。英国ではアスコット競馬場のシャーガーCに参加した。「家族と一緒に時間を過ごすことが大事でした」と振り返った。

 凱旋門賞へ向け、今年の日本馬の陣容、外国勢をどう見ているのか。「タイトルホルダーはヨーロッパで1番人気になりました。ドウデュースはチャンスがあると思います。3歳馬は(負担重量が)軽いです。ディープボンドもいます。毎年チャンスがあるけど、今年の日本馬は本当にチャンスがあると思います。もちろん、バーイードが出てくれば強敵です。インターナショナルSの走りなら400メートル距離が延びても大丈夫だと思います」。

 やはり鍵になるのは馬場状態だ。「10月のフランスの天気は良くないです。雨が降ったら重く、深い馬場になる。日本馬は慣れていないので、早くに疲れてしまいます。深い馬場に強いのはドイツ、英国、フランス、ヨーロピアンたちです。ただ、ステイフーリッシュは日本馬4頭の中で能力はちょっと下かもしれませんが、血統はすごくいい。ステイゴールド産駒はオルフェーヴルやナカヤマフェスタが好走しています。だから自信を持って乗りたいと思います」と瞳を輝かせた。

 大事な“10月の1週目”へ向け、もちろん、今週から始まる日本国内の秋競馬へ向けても気合十分だ。「札幌ではキーンランドCを勝って、日曜はメインと最終レースを勝って、いい競馬ができました。今週は土曜が中山、日曜が中京。来週の3日間開催は中山、中京、中山の予定です。忙しいですね。天皇賞(秋)はイクイノックスがいます。彼はまだ3歳ですけど、これからが楽しみな馬ですから」。日本を代表する名手が悲願の凱旋門賞制覇へ燃えている。

出典:日刊スポーツ