昨年の英ダービー馬アダイヤーが明日復帰!今季初戦はドンカスターの条件戦3頭立て
2022年09月07日 14:39
昨年の英ダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制したアダイヤー(牡4、C・アップルビー、父フランケル)が8日にドンカスター競馬場(英国)で復帰することが決まった。昨年10月16日の英チャンピオンS(5着)以来、約11カ月ぶりの復帰戦。待望の今季初戦になる。
出走するのは、6Rの条件戦(クラス2、芝2000メートル)で3頭立て。3番枠からスタートし、鞍上はウィリアム・ビュイック騎手が務める。相手は今年の英ダービー4着馬マセケーラ(牡3、A・ボールディング、父エルカビーア)、同じアップルビー厩舎&ゴドルフィン所有で2歳時にG3で3着の実績があるダハービ(セン4、父フランケル)の2頭。定量戦でアダイヤーとダハービは約59キロ、マセケーラは約56・2キロの負担重量となっている。
アダイヤーは昨年、01年の祖父ガリレオ以来となる「同一年の英ダービー&キングジョージ制覇」を果たし、秋の凱旋門賞4着、英チャンピオンS5着で3歳シーズンを終えていた。今年はなかなか体調が整わず、当初、始動戦に予定していた6月初旬のコロネーションCを回避。ロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズS、7月のエクリプスS、連覇がかかったキングジョージ6世&クイーンエリザベスS、8月の英インターナショナルSにも出走しなかった。
待望の始動戦はドンカスター競馬場の英セントレジャー開催(※英セントレジャーは土曜に施行)。今週末には土曜にアイルランドで愛チャンピオンS、日曜にフランスでフォワ賞(3歳はニエル賞、牝馬はヴェルメイユ賞)など凱旋門賞につながる大事なレースが組まれており、その前にアダイヤーがどんな走りを見せるのか。ここで始動し、次はどこに向かうのか。大きな注目が集まる一戦だ。
凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)へ向けた大手ブックメーカーのアダイヤーの単勝前売りオッズは、パディーパワーが21倍、コーラル、ラドブロークスなどが34倍に設定している。