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【凱旋門賞】ニエル賞を制したシムカミルは追加登録料が必要「決めるのはオーナー」

2022年09月12日 18:10

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 ニエル賞を制したシムカミル(牡3、S・ワッテル、父タマユズ)は凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)に登録を行っておらず、参戦するためには12万ユーロ(約1650万円)の追加登録料が必要になる。

 ワッテル師はニエル賞のレース後、「彼の走りに満足しています。パリ大賞は暑い時期と速い馬場の競馬だったので、どうなのかなと思っていましたが、昨日は(パリ大賞1着の)オネストが愛チャンピオンSで2着でしたし、(オネストとシムカミルの)上位2頭は強かったんですね。シムカミルはよく走ってくれました。彼にとっては少し柔らかい馬場で、良馬場ならもっと加速できるはずです。彼は凱旋門賞に登録がありません。最終的に決めるのはオーナーです」とコメントしている。

 ニエル賞、凱旋門賞と同じコースで行われた7月のG1パリ大賞はオネストの首差2着だった実力馬。ここまで9戦し、デビュー戦で8着に沈んだ以外は4勝2着4回と安定した成績を残している。前走までの8戦中7戦はテオ・バシュロ(先月のワールドオールスタージョッキーズで来日)とのコンビだったが、この日はグレゴリー・ブノワ騎手(短期免許で来日経験あり)がテン乗り。直前のヴェルメイユ賞(スウィートレディ)で5年ぶりのG1制覇を果たした鞍上の手綱さばきも光った。

 近親には10年仏オークスなどG1・3勝を挙げたサラフィナ(10年凱旋門賞でワークフォース、ナカヤマフェスタに次ぐ3着)がいる血統。シムカミルが多額の追加登録料を払って参戦してくれば、当然、日本馬の強敵になる。

出典:日刊スポーツ