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バーイードは凱旋門賞に出走せず! 英チャンピオンSで引退へ

2022年09月15日 11:21

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 10戦10勝の欧州最強馬バーイードが現地10月2日の仏G1凱旋門賞(芝2400m)には出走せず、同15日のG1英チャンピオンステークス(芝10ハロン)を引退レースとすることを、同馬を管理するW.ハガス調教師が明らかにした。

 マイル路線で無敵の快進撃を続けていたバーイードは初の中距離戦だった8月のG1英インターナショナルステークスを圧勝。その後は凱旋門賞への出走を検討するとしていたが、ハガス師は「ヒッサ妃殿下らと協議した結果、10月15日にアスコットで行われる英チャンピオンSがバーイードのラストランとなることが決定した」と発表した。

 さらに同師は英インターナショナルSの圧勝であらゆる選択肢を検討するのは当然だったとしつつ、「だが私はバーイードを特に10ハロンで走らせたいと考えていた。だから英チャンピオンSは唯一の論理的な解だった」とコメント。「彼が凱旋門賞に出ないことを残念に思う人は多いだろうが、両方は走らせられない。われわれはこの決断がバーイードにとって正しいと思うからこそ、アスコットに出走することになった」と語った。

 この発表を受け、大手ブックメーカーは圧倒的な1番人気に推していたバーイードの名前を前売りオッズ一覧から抹消。『コーラル』などで3番人気タイに上がったタイトルホルダーら日本馬にとっては勝利のチャンスが広がったとも言える。