豪G1モイアS、3歳牝馬クーランガッタが古馬に逃げ切り勝ち
2022年09月24日 11:47
現地23日、豪ムーニーバレー競馬場でG1モイアステークス(芝1000m)が行われ、唯一の3歳馬クーランガッタが他馬より6.5キロから8.5キロも軽い斤量を生かして鮮やかに逃げ切った。
最内枠からスタートしたクーランガッタはハナ争いを制して先頭へ。途中で外からズースタイルが絡んでくるが、これを振り切って先頭のまま第4コーナーを回ると、ゴール前ではベラニポティナが鋭く追い込んできたものの、なんとか0.2馬身差のリードを保って勝利した。
C.マー&D.ユースタス厩舎のクーランガッタはリトゥンタイクーン産駒の牝馬。昨季はデビュー戦でG3ジムクラックステークスを制すと、賞金200万豪ドル(約1億9000万円)のマジックミリオンズ2歳クラシックも勝利。G1ゴールデンスリッパーステークスは3着に敗れたが、今季はG2マクウェンステークス3着からの叩き2戦目でG1初制覇を果たした。
50キロの斤量で騎乗した女性ジョッキーのJ.カー騎手は「斤量差があっても古馬に勝つのは大変なこと」と豪競馬メディア『racing.com』にコメント。「彼女はスターホースであり、しかるべきタイミングで騎乗できたことに満足している」と語っていた。