【凱旋門賞】アルピニスタが5歳牝馬として85年ぶり快挙、日本勢はタイトルホルダーの11着が最高
2022年10月03日 00:35
仏G1凱旋門賞(3歳以上牡・牝、芝2400m)が現地2日にパリロンシャン競馬場で行われ、英国のアルピニスタ(2番人気)が好位の一角から絶好の手応えで直線に入り、地元フランスのダービー馬ヴァデニ(7番人気)の追撃を1/2馬身振り切ってG1レース6連勝。5歳牝馬として85年ぶりとなる凱旋門賞制覇を成し遂げた。走破時計は2分35秒71(重)。
さらにクビ差の3着に前年の覇者トルカータータッソ(6番人気)が続き、日本から遠征した4頭は逃げたタイトルホルダー(1番人気)の11着が最高。ステイフーリッシュ(12番人気)は先行するも14着、ディープボンド(10番人気)も昨年と同様に馬場に脚を取られて追走一杯の18着、ドウデュース(3番人気)は後方のまま19着に大敗した。
レースはタイトルホルダーが横山和生騎手に気合いをつけられてハナを切り、これに差なくブルームが続く。さらにアルハキームとディープボンド、これらを前に見ながらアルピニスタとウエストオーバー、ステイフーリッシュらが追走して坂を上った。
坂の下りではウエストオーバーの背後からヴァデニ、一列後ろのラチ沿いからルクセンブルクとオネストの順、並んで外からトルカータータッソらが集団を形成。ドウデュースとグランドグローリーが最後方でフォルスストレートに入った。
先行勢の手応えが悪くなっていく中で、アルピニスタは楽な手応えのまま1頭、2頭とかわして前進。直線入口で追い出された先頭のタイトルホルダーを馬なりで捕らえ、残り300mから満を持してスパートする。その背後からヴァデニとアルハキームが食い下がり、大外からはトルカータータッソも猛追したが、アルピニスタは直線半ばで築いた2馬身ほどの貯金を最後まで守り切った。
日本の4頭はタイトルホルダーが自分の競馬に徹するも、アルピニスタに捕まってからは抵抗できずに後退。ディープボンドとステイフーリッシュ、ドウデュースはフォルスストレートでペースが上がるとついていけなくなった。
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