49歳ハヴリン騎手がG1初勝利、コミッショニングでフィリーズマイル制す
2022年10月08日 11:57
現地7日、英ニューマーケット競馬場でG1フィリーズマイル(2歳牝馬、芝8ハロン)が行われ、R.ハヴリン騎乗のコミッショニングが圧倒的な1番人気に応えた。
逃げたノヴァカイを1馬身差で追う2番手集団に加わったコミッショニングは、粘るノヴァカイを残り0.5ハロンでとらえて1馬身差の勝利を収めた。
J&T.ゴスデン厩舎のコミッショニングはキングマン産駒。デビュー2連勝で前走のG2ロックフェルステークスを勝っており、これで無傷の3連勝でのG1初制覇となった。
ハヴリン騎手も49歳にして待望のG1初制覇に「フランキー(デットーリ騎手)はもっと出入り禁止にしないと!」とジョークを飛ばしつつ、「少しバランスを崩す場面もあったが、勝負どころでは一気に加速した。精神的には未完成だが自分で立て直すことができる馬だ」とコメント。そして「次のG1制覇に30年かからないことを祈るよ!」と続けていた。
また、この日が騎乗停止処分の最終日だったデットーリ騎手は、親友のG1初制覇を目の当たりにして「彼は20年以上に渡ってクレアヘブン(ゴスデン厩舎)の重要な部分を担ってきた」「だから親友の一人がG1を勝つところを見逃すわけにはいかなかったんだ」と語り、ハヴリン騎手をたたえた。