NZダービーで1番人気だったラクリック、アローフィールドスタッドプレートでG1初制覇
2022年10月12日 12:21
ニュージーランドのマタマタ競馬場で現地8日にG1アローフィールドスタッドプレート(芝1600m)が12頭により争われ、2番人気のラクリックが逃げ馬の内2番手で中間点を通過すると、残り600mからのスパートで3.8馬身差を開き圧勝した。
中団の後ろから追い上げた4番人気のムスタングバレーが、出遅れて最後方からラチ沿いを通って挽回した3番人気プライズデファーとの2着争いを0.1馬身差で制し、1番人気のインペラトリスは5番手で中間点を通過するも8着に沈んだ。
ラクリックはヴァダモス産駒の4歳牝馬でG1初制覇。3月のニュージーランドダービーでは牝馬ながら単勝1.3倍の圧倒的人気に推されるも2着に敗れ、それ以来の4歳始動戦となった前走はG1タージノトロフィーで3着にまとめていた。重賞はNZダービー前哨戦のG2アヴォンデールギニー以来の通算3勝目。
ラクリックの父ヴァダモスは現役時代に仏G1ムーランドロンシャン賞をはじめ重賞を4勝し、2017年からニュージーランドで種牡馬入り。今回の勝利は同馬にとっても産駒のG1初制覇となった。
なお、アローフィールドスタッドプレートは現地1日にヘイスティングス競馬場で開催予定だったが、荒天のため1週順延された。