豪G1コーフィールドC覇者ダーストンがメルボルンC出走不可に
2022年10月28日 11:57
現地15日の豪G1コーフィールドカップを制し、11月1日に行われるG1メルボルンカップの有力候補に浮上していたダーストンが出走不可となった。豪競馬メディア『racing.com』が報じている。
メルボルンカップを主催するレーシングヴィクトリア(RV)は、今月21日に行われたCTスキャンの結果を受けてダーストンの出走を許可しないと発表。同馬を管理するC.ウォーラー調教師によると、検査でダーストンの左後肢に小さな損傷が発見されたとのこと。
同師は「専門家たちもそれが古傷なのか新しい傷なのか、そもそも心配すべきものなのか判断できずにいるが、とはいえ私たちはそれを受け入れなければならない」とコメント。「すべては馬と騎手の安全のためだ」「関係者にとっても厩舎にとっても非常に残念。多くの時間と努力が注がれてきたことを思うと、ただただ心が痛む」としている。
ダーストンはシーザムーン産駒のセン馬で、現地では7歳表記だが英国生まれのため6歳秋の馬齢に相当する。イギリスでデビューするもパッとせず、去勢と豪州移籍を経て今年9月にG3ニューカッスルゴールドカップで待望の重賞初制覇。コーフィールドカップは補欠から当日に繰り上がり出走でのG1初制覇だった。