今週末のブリーダーズカップ開催に向けて渡米するL.デットーリ騎手が、現地10月31日に配信された英国人スポーツジャーナリストのポッドキャストに出演。多くの誘いがあることから今冬は米サンタアニタを拠点に騎乗する計画を明かした。

　デットーリ騎手は80年代終盤に4回ほどカリフォルニアで冬を過ごした経験に触れるとともに「ここ数年はドバイで冬を過ごしてきたけれど機会を得たんだ。調教師たちからたくさんのオファーをもらっているから、行ってみようと思ってね。サンタアニタは大好きなんだ」と動機を説明。

　冬のサンタアニタ開催初日の12月26日から騎乗を開始する予定というデットーリ騎手は「奥さんや子どもたちにはクリスマスを一緒に過ごさないと伝えたけれど、子どもたちはもはや幼くないし、彼らとすればクリスマスなんて気にしちゃいないよ。プレゼントだけさ！」「やるならきちんと、ということだね。そうすれば、5月の最初の土曜日にチャーチルダウンズへ行くいい3歳馬に出会うかもしれないしね」と、ケンタッキーダービー参戦の野望も口にしている。

　一方で、デットーリ騎手はあらゆる選択肢に対して柔軟に対応する姿勢であり、フロリダのペガサスワールドカップ開催や2月のサウジカップ開催などにも、騎乗依頼があればカリフォルニアから駆けつけるつもりと話している。